家族の夕食を任されて母親を見直す
僕は料理が好きですが、基本的には自分の分しか作りません。
多く作って、家族に少し食べてもらうことはありますけどね。
しかし、タイトルの通り、家族の夕食を任されることがありました。
そのときの話をする前に、どれだけ僕が普段、料理をしているか書いてみます。
最近は、朝食・昼食・夕食の3食です。
(しばらく朝食を抜いていた)
朝食は、決まってシリアルなので、料理をすることはありません。
(食べないこともある)
昼食は、ちょっとしたものを作るか、残りもので済ませることが多いです。
1週間に1回か、2週間に1回、気合を入れて料理をすることもあります。
夕食は、母親が料理をすることが多いです。
しかし、週に2日~3日は作らないので、そのときは自分の分を自分で作ります。
(僕以外は、飲食店のテイクアウトか、スーパーの弁当などで済ませる)
こんな感じで、ちょくちょく料理をしています。
家族の夕食を任される
さて、本題ですが、こんな僕に家族の夕食を任されました。
経緯としては、昼食を取っているときの
・ 母「夕食、どうしよ?」
・ 僕「作ろうか?」
・ 母「任せるわー」
こんな会話です。
「夕食、どうしよ?」は口癖で、これを言い出すと、10回は聞こえるように言ってくるので無視できません。
断るに違いないと思って「作ろうか?」と言ってみたら「任せるわー」と返ってきたんで驚きましたね。
(「作ろうか?」と言っても、いつもは「いい」と断られる)
ちなみに、ここで食べたいものを答えても、それが出てくることは、ほとんどありません。
夕食にガッカリすることになるので、食べたいものは答えません。
これは、どこの家庭も、そんなもんですかね?
それにしても、どう返事するのがいいんですかね?
「大変だねー」などと言えばいいんですかね?
とりあえず「作ろうか?」と言うと、夕飯を任されることがあると分かりました。
夕食の献立は…
「鶏肉を使っていいよ」とのことで「鶏チリ」を作ることにしました。
説明不要だと思いますが「エビチリ」を鶏肉で作る料理です。
献立としては
・ ご飯
・ 味噌汁
・ 鶏チリ
・ 塩キャベツ
こんな夕食にすることにしました。
兄を待たせてしまった
夕飯を作り始めたのは5時半ごろで、兄の帰宅する6時半~7時の完成が目標です。
塩キャベツは昼間のうちに準備を終わらせたので、ご飯を炊く準備を終わらせて、鶏チリの調理に取り掛かりました。
解凍した鶏肉をカットして、下味をして、ご飯を炊き始めて、鶏肉を揚げていきます。
鶏肉の量が多くて、1回では揚げられないので、2回に分けて揚げることに。
普段と違って量が多いので、いちいち時間が掛かります。
気付けば6時半を過ぎていました。
味噌汁のための水を沸かして、鶏チリの下に敷くレタスをカットして、いよいよ鶏チリの本調理に取り掛かります。
タマネギを炒めて、豆板醤・ニンニク・ショウガを加えて炒めて、ケチャップを加えて炒めていきます。
(長ネギがなくて、タマネギを使うことにした)
この辺りで兄が帰宅してきます。
帰宅して、すぐに食事するので、ここで待たせてしまうことが確定しました。
(ご飯が遅いと、機嫌が悪くなることがある)
味噌汁を作るのは母親に任せて、僕は鶏チリに集中することにしました。
水・塩・砂糖・味覇・紹興酒を加えて沸騰させて、味を見たら鶏肉を加えて煮込みます。
火を止めて、水溶き片栗粉を加えて少し煮込んで、黒酢・ごま油を加えて完成です。
(寄り過ぎで、よく分かりませんね…)
結局、兄を15分ほど待たせてしまいました。
焦りましたが、機嫌は悪くなりませんでした。
母の料理は上手だと気付く
鶏チリの味は「美味しいけど、もう少し濃くてもいいかな」という感じ。
でも、鶏肉は柔らかくて好評でした。
1人分を作るときとは違って、塩を引くほど入れないと、味が決まらないんですよね。
1人分に慣れていると、ここが難しいです。
塩キャベツは、キャベツを適当な大きさにカットして、塩・塩昆布・ごま・ごま油を加えて置いておくだけ。
薄めの塩加減で、美味しくできました。
ご飯と味噌汁も問題なし。
兄を待たせたことを除けば上出来でした。
料理をするようになったのは最近のことで、意外と美味しく作れるし、何なら母親よりも美味しく作れるので、母親は料理が上手くないと思っていました。
(母親も「自分は料理が上手くない」と言う)
しかし、この出来事で、美味しいものを作るのだけが料理ではないと思い知らされました。
・ 決まった時間に完成させる
・ 家族が満足する量を作る
・ 安く食材・調味料などを買う
・ 美味しく食べれるうちに、食材・調味料などをやりくりする
・ ほとんど毎日する
たぶんだけど、母親はこういうことをやってきていて、自分の分だけを作る僕と比べるのもおこがましいです。
時間を掛けて美味しいものを作るのだけは、僕のほうが上手いかもしれません。
しかし、それを除けば、母親のほうが何もかも上手くて、そんな人に対して「上手くない」と思っていたことに、何なら言ったこともあることに、恥ずかしさを感じました。
というか、量が多くなると美味しく作れないし「美味しいものを作る」という点でも、母親より上手いとは思えませんね。
家族の夕食を任されて、大事なことに気付けた気がします。