よく人の顔を見れなくなる
調子の良いときは人の顔を見れる。しかし、悪いときは見れなくなってしまう。
なぜ人の顔を見れなくなってしまうのか。「これが原因に違いない」とは思わないが、気になる出来事がある。
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大学院のときの話になる。
研究室の仲間に、このようなことを言われた。
・ 「暗いんだよ」
・ 「こっちまで暗くなる」
・ 「イライラする」
どうしてこのようなことを言われたのか、いまいち思い出せない。しかし、言われたのは、はっきりと覚えている。
今でもこの言葉を忘れられない。暗いのは良くないことだと思っている。明るくないと、周りの人は迷惑すると思っている。
元気のないときは明るくなれない。暗くなってしまうので「僕を見ないで下さい」「イライラしないで下さい」と思ってしまって、人の顔を見れなくなるんだと思う。
滅多にないが、元気なときもある。このときは人の顔を問題なく見れることが多い。元気なときを増やせれば、人の顔を見れるときも増やせるかもしれない。
元気になるのは難しい
いつでも人の顔を見れるようになるには、元気なときを増やす必要がある。
元気になりたいと思って、元気になる方法を調べて、自分なりに実践してきた。しかし、元気になれない。人の顔も見れない。
元気になるのは難しい。元気のないときは明るくなれない。明るくなれないと人の顔を見れない。どうすれば人の顔を見れるのか。
暗くてもいい
当時は「暗いんだよ」と言われて「はっきり言ってくれて、ありがとう」「明るくなるよ」と思った。しかし、今では「少し言い過ぎでは?」とも思う。
僕は明るく元気な人が得意でない。嫌いなわけではないが、一緒にいると疲れる。よく喋る声の大きな人よりも、無口で静かな人のほうがいい。
「暗いんだよ」と言ってきた人は、暗い人が苦手なのかもしれない。好みの問題なので、明るいほうが良くて、暗いと駄目なわけではない。
「暗い人は嫌い」という人に合わせて、明るくなろうとするのは良くないと思う。「暗い人も好き」という人と仲良くすればいい。
暗くてもいい。このように心の底から思えれば、調子の悪いときでも、人の顔を見れるかもしれない。